猫山1歳。一匹でつまらないのか、猫パパにからんで、にゃんきーになる
まだ、猫山が1歳の頃、とても柄の悪い感じだった。今みたいに、じんめりしていなかった。
一匹でつまらないのか、人間である、猫パパ、猫ママに絡む。でも、人間夫婦は、肢体不自由のハンデっ子の世話で忙しい。必然、猫山の不満は溜まる。
特に猫パパは絡まれた。執拗に後を追い回されニャーニャー騒ぎ立てられる。
猫パパ「あーうぜーもう限界だー」
猫ママ「うるさいよね。なんか。つまんないのかね?」
猫パパ「猫山の相手をする猫が必要だー」
新入猫は、大人しい仔猫 猫山、ストーカーになる
あまりに、うるさい猫山のために、仔猫を追加で飼うことにした。
1番重視したのが、性格!
やっぱり大人しく優しい猫がいい。
2匹の出会い。
新入猫はケージに隔離した。
猫山、「新入が気になるにゃ。」
2日めくらいからケージに出してみた。
猫山「かわいがってやるんにゃ」
にゃん丸「やめて欲しいにゃ」
それが、もうひどいストーカーになってしまって、かわいそうな仔猫…にゃん丸。
なんかねぇ、ストにゃん過ぎて、ずーーーーっと追い回して、喧嘩?仕掛けたり、執拗にペロペロ舐めたり。
だけど健気に耐える仔猫。
猫ママ「仔猫大丈夫かね?猫山しつこくない?」
猫パパ「なんか、仔猫めげないよね。全然平気そう。」
猫キックされて、猫パンチされて、(怪我してないので、遊びのよう)体格差があるから、仔猫はすぐに負けてしまう。もちろん反撃もしてるんだけど。
そんなストーカー状態が、4日は続いて、落ち着いて来た。けど…まぁ、気になるにゃって状態は変わらず。
猫山は、にゃん丸に興味津々だけど、にゃん丸はどこ吹く風で、全く興味なし。部屋のありとあらゆる物にちょっかいを出す。それをじーっと見つめる猫山。
とりあえず、コード噛むのはやめて。(乳歯が抜けそうな頃、痒みからよくコードをがじがじしていた)
猫パパ「あー平和が訪れた。」
猫ママ「だけど、にゃん丸大丈夫かな?すごい愛が強すぎて、ずーーーーっと絡まれてる。」
猫パパ「あいつさー絶対、今は体格差が違うから勝ててるけど、にゃん丸が大きくなったら負けるよきっと。」
猫ママ「負けそうー。うん。絶対負けるね。なんかにゃん丸やられてもめげないし。」
猫パパ「ね?そんな気するよね。」
猫を新たに迎える時のポイント
先住猫を1番最初に可愛がり、新入猫は2番目に可愛がる。何をするにも、先住猫優先で。
我が家でも、もちろんそうしていたよ。
形勢逆転 ジャイアンになったにゃん丸
それから、体格がほぼ変わらなくなった頃かな…半年経たないうちに、形勢逆転した。
以下、ジャイアンになったにゃん丸のお話。
猫山「飯くれにゃー」
猫ママ「はいはい。」
猫山さんがご飯を食べてると、遠くで見ているにゃん丸が、ツカツカ寄ってきて
にゃん丸「兄ちゃんどけにゃ。俺が先にゃ」
と猫山さんが食べてるのに、脇からくるので、猫山、退散。
ある日、猫ママが猫山を、可愛がっていると、遠くにいたにゃん丸が近付いて来て、可愛いポーズ。猫の腹出しゴロンを披露。
にゃん丸「オレのがかわいいにゃよ」
猫山「……。」
じんめり退散していった。
にゃん丸猫山の行動全てが気になるようで、じーーーっと見ている。かつての猫山のよう。
おまけに、猫山を時々追い回して、ちょっかいの度が過ぎているような日も。
猫ママ「こらああーー。にゃんまるうううう!猫山をいじめるなあああ」
怒号が響く猫山さんち。
猫パパ「もう、あれは仔猫時代に散々、いじめた猫山が悪いね。」
猫ママ「だね。もう自分がしたことそのままやり返されてるじゃん」
猫パパ「しかし早かったなあ。負けるの。」
猫ママ「どうする?最近、猫山じんめりしてるよ。」
猫パパ「ちょっと調べてみる」
猫、体格までも逆転 上下関係があらわに
にゃん丸は、満腹中枢がいかれてるのか、とにかく食べる。食べる。食べる。
食べて食べて、今や6kgある。一方、前ほど食べなくなった猫山、今は4kgあるかどうか…。ちっちゃくなった。
猫パパ「猫うつかな」
猫ママ「やばいね。」
今の専らの課題は、猫山さんの元気を取り戻すこと。
難しいねぇ。
誰にも登れない所で、狛犬のように立つにゃん丸。(猫山も無理。)
猫パパ「我は王なり」
猫ママ「偉そうだなーあいつ」
猫山のじんめりした日々は続く。
じんめりしてるのは、負けてからずっと。
かわいそうだが、自業自得よ。
にゃん丸は、あんたが育てたようなもんだよ。