こんにちは😀猫ママです。
秋めいている毎日…日々ご飯が美味しい!
さて前回の続き。
腹膜透析導入手術
おか(重症心身障害児)の腹膜透析導入手術の日に、少しでもおかと会いたい、と猫パパは言った。
会うと行っても病棟に立ち入り禁止だから、病棟へ出て手術室へ向かう数分しか会えない。
それでも会いたい、と、おかの為に猫パパは有給をとって手術室へ向かう時間まで、病棟の外の待合室で待機していた。
子供が、手術を受ける。。こんなに緊張する瞬間はない。開腹ではなくても。。
おかの病棟は小児外科病棟だから、みんな、何かしらの手術を控えた子供ばかりだった。
中には赤ちゃんもいた。
こんな小さな身体にメスを入れねばならないなんて…となんとも言えない気持ちになった。
そうそう、腹膜透析だが、赤ちゃんからスタートする子もいるらしい。大体、小児期から腎不全に至るということは、もう先天的疾患なワケだ。
腎臓、ほんとに大事!
思えば、かつて飼っていたぬこも、腎不全で亡くなった。
不摂生はあかーーーん!特に糖尿病から腎不全になることが多いので、糖尿病予備軍の人は、要注意なのだ。
腎臓は一度壊れたら元に戻らない。
透析か移植しか道がない。
話がそれた。
おかの手術日、当初より2時間も予定が遅れた。
猫パパはずっと椅子に座って病棟外で待っていた。
私は、ソワソワ病室でおかといた。
おかは、今日が重要な日だと分からない。数値は絶望的に悪いが、元気そうではある。
だが、手術を控え、前日の昼から絶食していたし、水分も朝までだった。
喉乾いたかなー?
お腹の便も、連日浣腸をしてスッキリしていた。点滴に繋がれていたけど、喉は乾くよね。
手術室へ呼ばれる
やがて、手術室へ呼ばれて、病棟外で待ってたおかと猫パパは久しぶりの再会を果たした。主治医2人に連れられて、別の塔の手術室へ向かう。
その間5分くらい。
主治医「じゃあ、お父さんはここまでで。」
猫パパ「おかーーー。がんばれーーー。」
私はPCR検査を受けていたので、手術室へ入れた。いや正確には手術室前の部屋?
シャワーキャップみたいのと、簡易的な手術着みたいなのを着させられ、おかをぐるっと医師たちが取り囲んだ。
おかは、心電図やらSPO2やら色んなチューブをぺたぺた貼られる。
一人の年配の医師が、
「麻酔担当です。よろしくお願いします。」
と言った。やがて、医師が薬を投与すると、おかはすっと眠りについた。
ほんとに一瞬。
主治医「では、お母さん、お待ち下さいね。」
おかとは、ここで一時お別れだった。手術時間は、大体、2時間くらいと言われた。
もし、先行腎移植が受けれたなら
もし、おかの腎機能低下が緩やかで、たとえば、クレアチニン2代を2,3年キープしているだとかだったら、透析治療を経ずに腎移植も可能だった。
実際、猫パパは、先行腎移植を考えていた。
自分の腎臓をあげようとしていた。
だが、1年で一気に悪くなり、先行腎移植を考える間もなく、まずは透析になってしまった。
例えば、まだクレアチニンが、2か3くらいでキープ出来ているいわゆる保存期であるなら、そして腎移植を親族からと考えているなら、急いだ方がいい。
透析を経ずに腎移植するほうが、リスクは低いらしいので。。
おかの受けた手術
おかは、腹膜透析カテーテルを入れる手術と緊急時に血液透析が出来るカテーテルを入れる手術をした。
緊急時の血液透析というのは、2週間腹膜透析が出来ないので、もし体調に異変があった時の為の保険というワケだ。
他に鼠径ヘルニアがあったので、治す手術をした。これを治さないと、腹膜透析がうまくいかないらしい。
トータル2時間。
手術を終え、夕闇が迫る頃、ようやく主治医からおかとの面会が許された。
おかとの面会の前に外科医の先生が来て、手術が全てうまくいったと言われた。
これで、戦える身体になりましたよ、と。
数カ月しか保たないと、地元病院の主治医に言われてからわずか一か月半、怒濤の日々だった。
PICUへ見に行くと、小児の腎臓の医師がずらりと並んでいた。
おかは、人工呼吸器に繋がれ、尿もカテーテルに繋がれ、点滴やバイタルの線に繋がれ、更に四肢も拘束されていた。
ああ、頑張ったねぇ。。
検査検査からの手術。
ほんとに、ほんとに頑張ったね。
お疲れ様。