生きづらさの原因 感覚が違うということ
子供と接している上で、子供が原因不明で泣いて喚いていることがよくある。こちらは何が原因か、分からない。
オムツ?お腹空いた?眠い?
おかは、赤ちゃんの頃、そういうことがよくあって、途方にくれることが沢山あった。
意味不明の癇癪。
色んな道のスペシャリストに出会い、どうやらそれは、感覚の違いなんだと教えてもらった。
親も辛いが、目の前で泣いている子供の方がもっと辛いのだ、困っているのだと教えられたことがある。
ああ、でも、そうは言っても自分も未熟だから、ついイライラする。
光が強く見える、視覚の過敏かもしれない。
周りの音が、全てが大きく聞こえる聴覚過敏で辛いのかもしれない。
普通の子供と明らかに違う、感覚の中で生きていることが多いのが、障がい児。
おかの場合は、皮膚の感覚過敏があり、リハビリはとにかくダメだった。泣いて泣いて、困ってしまった。
そういった感覚の異常で、困った行動に出てしまうというのはよくあることらしい。
感覚過敏は、年齢と共に和らぐこともある
感覚統合療法の先生に言われたことがある。
とにかく身体に触ってあげて下さい、と。いわば触覚の部分を刺激するということで、その刺激が直接脳に、伝わるからとてもいい、と聞いた。
肢体不自由の子供は、自分で動くのが難しいから、自分で感覚を鍛えることが出来ない。
ありとあらゆる経験を、こちらから働きかけるしか、ない。
前庭覚は、ブランコで、ハンモックやバランスボールに乗せて揺らしたり。
触覚は色んな物を、触らせることや、こちらから触ることで。
療育で、リハビリで、お家でも沢山の感覚を子供に入れないといけない、そう教わった。
その実戦の効果があったのか、それとも年齢を重ねることで経験が積まれたのか、前ほど癇癪を起こすことは減った。
口の中の過敏 顔の過敏
口の中も触られるのが嫌で、STの先生に口の中に指を入れられると泣いてばかり。
顔も拭かせてくれない(涙
これも感覚過敏によるものだという。
こんなこと、普通の子供を育てていたら、知らないことだったろう。
いつか読んだ文に
健常児が説明書ありのゲームなら、障がい児は説明書なしの、難易度高いゲーム
ってあって、本当にその通り!って思った。
でもねぇー何とかしたいよ。
それは、色んな方法を試すしかない。
口の過敏も顔の過敏も、毎日取れるように触る習慣をつけた。
それから数年、過敏は取れた。
とにかく、克服しないといけないことが、たくさんあるんだよね・・。
もし、ハンデっ子を見かけたら、どうか優しい目で見て欲しい
赤ちゃんの時はそうでもなかったが、さすがに幼児の今、奇異の目で、見られることが多い。
仕方ないけどねー。
でも彼らの生きづらさを、知って欲しくてこの記事を書きました。
もし町でハンデっ子を見かけることがあったら、優しい目で、見て欲しいなぁと。
おしまい。