先代猫が糖尿病を患ったのは、7歳の頃 猫の糖尿病の予兆
先代猫は、ただで貰ってきたアメリカンショートヘアの雄。この猫、食いしん坊で、人間の食べものは何でも好き。まだ若かった私は、欲しがる姿が可愛くて、つい色々あげてしまっていた。。
ポテチ、ケーキ、肉…今にして思えば愚かだと思う。バカめ。
そんな先代猫だったが、ある日、妙に痩せてきていることに気が付く。なのに、猫餌はガツガツ食べる。水も沢山飲む。
骨が浮き出た身体…なんかおかしい?
そこで動物病院を受診し、血液検査をして初めて糖尿病と診断された。
猫はまだ7歳だった…。
猫糖尿病の予兆
やたら水をガブガブ飲む。
ご飯をもりもり食べる。
痩せてきた。
以上が重なったら怪しい!
猫の糖尿病の治療 毎日食後のインスリン注射と徹底的な食事管理
食事はロイヤルカナンの、糖コントロール、ドライフード。いわゆる療法食で、一袋2kg4000円くらいした。
更には、インスリンと注射器で合わせて毎月2万円の出費だった。薄給の派遣社員に、その費用は痛かった。
でも、愛猫にお金を惜しんではいられないのだ。
インスリン注射は背中の皮をみょーんと伸ばして、えいやっとぶっ刺し注射する。毎回違う場所を刺す。
これはたまに失敗して、肉に刺してしまうこともあるけど…大丈夫。猫も人間も慣れるものよ。
インスリンの量と血糖値がベストな状態がどれくらいか分かるまで、何度か病院へ行った。インスリンが効きすぎて低血糖になったら、危険だし(命に関わる)高血糖でもいけない。
病院へ3回くらい行ってから、3ヶ月間様子見となった。
食事の量も決められる。一回30グラムくらいだったような気がする。極端に量を減らされ、猫はますます人間のご飯を狙うようになってしまったが、そこはもう、断固拒否!
あーあ。人間の食べものはあげたらアカンよ。
低血糖に要注意!猫が低血糖になったら
インスリンの量は合っているはずなのに、濃度が濃い部分を注射してしまったのか、あるいは思ったよりご飯を食べないせいかで、猫が低血糖になってしまうことがある。
低血糖の症状としては、
フラフラ歩く。
不審な動き。
更に低血糖だと、倒れてしまうこともあった。
そんな時は、急いで蜂蜜を猫に舐めさせた。血糖値を上げてやるのだ。そうすると、しばらくすれば平常に戻る。慌てず焦らず、蜂蜜を舐めさせよう。
17歳になって水を吐く 再び病院へ
徹底的な食事管理とインスリン投与のおかげで、糖尿病を患ってから10年も生きた。
しかし、17歳を過ぎた頃、水を大量に吐くように。
再び、病院へ受診し血液検査をすると、腎臓の値が悪く、慢性腎不全と診断される。そして、セミントラ(液体のお薬)、活性炭、さらには自宅で輸液を二日に一回、点滴することになった。月の負担額は一か月一万円程度。比較的流行っている動物病院だったので、医療費は安くあがった方だと思う。
血液検査の結果、不思議なことに糖尿病は、改善されていた。まあ代わりに、腎不全という新たな病気が発覚してしまったワケだが・・。
自宅点滴を2年、19歳まで生きました。長生きの秘訣は何だったんだろうなあ。
点滴も2年続けた。最期は、可愛そうだったと思う。何度も痙攣発作が起きた。
それでも、19歳という年齢は猫としては大往生だったのではないだろうか。しかも純血種のアメリカンショートヘアで、雄猫。
長生きの理由。を考えるとね、猫ママが溺愛していたというのが理由のひとつ。ええ、愛していました。大好きでした。
あとは、病気になったら適切な治療を続けていたこと。食事管理も徹底していた。今、思えば、糖尿病になってから、ロイヤルカナンの糖コントロールしか与えていなかった。猫としてはつまらない食生活だったろうけど、食事って大切だと思う。
そんなわけで、今我が家で飼っている猫はまあまあいい値段がするごはんを食べている。
今いる子たちは、20年頑張って生きて欲しいな。
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