Y氏が勧める家賃収入を得て、ローンを返す方法
この頃、毎週のように中古内覧に行ったり、ハウスメーカーに話しを聞きに行ったりで忙しかった。
つ…辛み。
お家ブレーンY氏は3つのアパート経営をしながらの、サラリーマン。サラリーマンの年収よりも、家賃収入の方が上回ったという、いわばプロで、猫パパは信頼している。
最初は胡散臭いなー、家賃収入なんて面倒だしリスキーだよなーって、思っていたんだけど、色々ノウハウを教えてくれたり、Y氏から返済シュミレーションまで送られて来たりで、猫ママもちょっと気になりだした。
で、ちょっと賃貸物件を見てみたんだけど…皆、知ってた?新築戸建よりも築20年とか30年とか経ってるアパートって、意外に安いのがある。まあ田舎ってのもあるんだけど…盲点だわー。
2千万円いかない物件もあって、立地が良ければ、一部屋自宅にして、他の部屋は貸すっていう買い方全然アリだわ!って思った。
まぁ、猫山家では、バリアフリーにしないといけない問題があって、完全な賃貸物件はリフォームしづらいので、選択肢には入らない。でも、おかが、健常児だったら、そうしていたと思う。
その点、Y氏オススメの賃貸併用物件は、オーナー部分がバリアフリー仕様で、土地も広く、家2件は建つ広さ。立地もまぁまぁ田舎にしてはいいので、資産になるという優れ物件。
Y氏「人様のお金を頂戴して、それでローンを返してゆく。ローンが終わったら、家賃収入を得て老後資金やお子様の為にお金を残す。だから、いいことづくめです。もし、どちらかの親が介護が必要になったら、アパートに住んで頂ける。一方、新築は最初は満足度が高いが、ローンを終える頃には資産価値はゼロ。土地の値段だけが残る。売るにしても、立地が良くなければなかなか売れないでしょうね。また、新築は建物が高いから、いい場所には住めないでしょう?いい場所、資産価値の高い場所に住むことを考えるなら、いい場所の中古物件か賃貸物件がいいと思うのです。」
家を買う時に、資産価値なんて考えるだろうか?当面のことしか考えないよ、普通。
買付証明を書いて、オーナーに提出 銀行の審査が通るか否か?
賃貸併用物件を、買うかどうかで、二週間くらい悩んだ。猫パパは乗り気だった。が、猫ママは賃貸経営なんてシロートが出来るの?って疑ってもいたし、空き家リスクのこと、固定資産税のことを考えたら、ちょっとためらった。
だが、そこはブレーンY氏がついていてくれたので、色々教えてもらえるということ、税金対策等、プロがついていてくれるなら、いいのかもしれない。そういう考えに変わった。
事実、失敗する人も沢山いるらしく、そういう人は、家賃収入で調子に乗って生活レベルを上げてしまい、失敗するという。空き家リスクのことも考え、余分に出たお金はプールする、ということをY氏は教えてくれた。
さて、まず仲介不動産屋さんの、音谷氏のことについて話そう。音谷氏は、いわゆる専任媒介契約をオーナーと結んでいて、他の不動産屋さんからは仲介してもらえない。あくまで音谷氏つまり音谷氏の所属する不動産屋さんだけなのだ。
音谷氏は、まずは、3980万円でローン審査が下りるか銀行に聞いてみます、といった。沢山の銀行がある中で、賃貸併用物件のローンを組んでくれるところは、地元では1つだけだったらしい。猫パパは書類を書き、音谷氏は銀行まで出向いてくれた。審査・・通らなかったら購入出来ないしね。
結果・・・降りた!これはもう買えということか?と色めき立った猫山家。
ただ、オーナーの提示金額3980万円はあまりに高いので、もちろん指値(購入側の希望金額)をして、値段を下げてくれるように音谷氏にお願いすることになった。
その時必要なのが、買付証明で、オーナーに本気を見せる。指値は3500万円。
二年も売れてないし、いけると思った。ところが・・・。
渋る音谷氏、理由があった。オーナーはそう簡単に値下げするとは思えない。
音谷氏に、こちらの希望金額、3500万円を言うと、ちょっと待ってくれと言われたらしい。
猫パパ「なんか、そのオーナー、以前に売れなかった別の物件を持っていたらしいんだけど、1280万円の中古物件。それがやっぱり売れなくて、値下げしましょうって言ったらしいんだけど、一円も値下げしてくれなかったらしい。」
猫ママ「えーー?そうなの。でもさあ。今回も売れてないワケじゃん。そんないつまでも持ってたって価値下がるじゃない?」
猫パパ「で。音谷さん、3700万円までなら頑張れるっていうんだよね。で、Y氏に相談したら、じゃあ、3700万円で買付証明書きましょうって言われたよ。もう、音谷氏に頑張ってもらうしかないね。」
猫ママ「ふむ。オーナーとしては280万の値下げか。いけそうだね。ずっと売れてないならさ。」
猫パパ「いけるっしょ。」
ここで、買付証明を3700万円で書いて、音谷氏にオーナーに持っていってもらうことにした。
※値段はフェイクです。
次回へ続く。