こんばんは\(^o^)/猫ママです。ご訪問ありがとうございます!
最近、メロンパンにハマってる猫ママ…メロンパン、美味い!しかし、危険。
一日で下腹がぷっくりするぅう。ヤバイねぇ。メロンパン。あー食べたくなってきたー。
チャイムと共に不動産屋さん登場
ピンポーンっとチャイムが鳴った。家主さんが出ると…腕に書類を抱えた男性が現れた。
男性「あれ?既にいらっしゃってましたか?」
お、どうやら不動産屋さんみたい。
猫ママ「大体、今、見せて頂いたところです。」
不動産屋さん「あぁ、そうですか。駐車場で待っていたんですが…。」
猫ママ「すいません、ちょっと繋がらないようでしたので、先に来ていました。」
不動産屋さん「あぁー、失礼しました。私の方からもご説明しますね。」
不動産屋さん、玄関から廊下に上がり、説明をしだした。
不動産屋さん「まず、壁紙がちょっと剥がれてしまってます。家主さん動物を飼ってらしたからですね。なので、ちょっとニオイもしますね。」
おお、既に分かってるよー、その辺。
不動産屋さん「あとは、キッチンの食器棚の一部が破損していまして…。」
あぁー確かにあったね、そんなの。
不動産屋さん「何かご質問等があれば…。」
猫パパ「いや、大丈夫です。あ、ちょっとお庭とか見せて頂きたいです。」
不動産屋さん「ああ、そうですね。では行きましょう。」
猫パパ、猫ママ、不動産屋さんと外へ出る。家主さん、玄関前で頭を下げていた。こちらも、
「ありがとうございました」とお礼を言った。
お庭と車2台 家主の前では話せない話
家主さんが、室内に入ったところで、不動産屋さんは、私達に名刺をくれた。そして、神妙な面持ちで言った。
不動産屋さん「実は…ですね、この物件、家主さんの前では言えないことがあるんです。」
猫ママ猫パパ「え?なんですか?」
不動産屋さん「この物件はいわゆる任意売却物件と言いまして…家主さんの支払いが滞り、売ることになった物件です。ですから、相場より安いのです。」
不動産屋さん「任意売却物件は、一定期間中に売れなければ競売にかけられます。そういう物件なんです。」
ああ……。つまり支払えなくなったってことかい(゚∀゚)
不動産屋さん「ですから、安い代わりに何か不備があっても、お客様の方で修繕して頂かないといけません。現状引き渡しです。」
お、おう。ワケありか。
家主さんが、何だか元気がない感じがしたのは、そういうことか。
家の周囲を周った。庭には大きな木が二本植わっており、その木が家を暗くしている気がする。光が入りづらいのだ。
不動産屋さん「車も2台置いてあります。まあ、この2台は引き渡しの時には処分させて頂きますので。」
2台の車は、何だか動かない感じがした。窓ガラスは、曇っていたし、タイヤの空気もちょっとしか入ってなさげだ。
不動産屋さん「最初に来た時は、息子さんと犬がいたんですが…、出ていったみたいです。」
猫パパ「じゃあ、今は家主さんお一人なんですね。」
不動産屋さん「そうです。大体、こんな感じです。もし気になればご連絡下さい。」
猫パパ「はい。分かりました。」
猫ママ「……。ありがとうございました。」
任意売却物件=差押え物件 メリット デメリット
任意売却物件=支払いが滞り、裁判所に差押えになった物件。競売にかけられる前に債務者との話し合いにより、一般の不動産ルートで販売される。
メリット
価格が安い
デメリット
現況引き渡し 瑕疵があっても、売主は免責なので、買主が修繕しないといけない。
心理的問題。差押え物件で、明るい気持ちで住めるかどうか?風水的にも、差押え物件はNGらしい。
猫パパ「なんか、どっと疲れたー。」
猫ママ「いやぁー。凄い負のオーラだったね。私、あんなに負のオーラ漂う家、初めてかも。」
猫パパ「なんか、家主さんが、元気ないの分かるよ。電話もさ、持てないんだよ、きっと。」
猫ママ「電気つけないのも節約かな。」
猫パパ「きっとそうでしょう。あー安いってこういうことかー。つまり、ローンが滞って、差押えになったってことか。」
猫ママ「Y氏が言ってた、不動産屋さんが間違えて値札を付けたってワケじゃなかったねぇ。」
猫パパ「そーだねぇ。いやーないわ。ないない。」
猫ママ「なんかどんなにリフォームかけても、あの負のオーラは消せない気がするわ。あーもう終わると思ったのに!どんなに資産価値が高くても、あーーーー無理。無理だわ。」
猫パパ「きっとさ、一時は儲けていたんだろうね。それなりに。結局、一家離散しちゃったっぽいし。」
猫ママ「車はさー、動かなそうだったね。メンテもしてなさげだったし。息子と家主さんの車だったのかなー。」
猫パパ「そうかもねぇ。結局、維持出来なくなっちゃったんじゃないかな。放置してある感じだったし…。」
猫ママ「…ダメージでかい」
猫パパ「ね?だから言ったでしょ。中古物件は見るまで分かんないんだよ。ま、期待してなかったからな。」
猫ママ「えーーーーー。もうショックだよ。あーあ。いつまでやるんだろう。もう疲れた。」
猫パパ「仕方がないね。あの家主さんも売れるといいね。支払えなくなって手放すしかなくなったんだろうし。息子さんも出て行くよね、そりゃあ。色んな人が内覧に来るんだから。」
猫ママ「うーん。そうね。でもさーもうちょい売れるように片付ければいのに。ケージとかさ。物を捨てるとか。」
猫パパ「きっとさ、そんな気力残ってないんだよ。だって、売りたくて売るワケじゃないんだからね、きっと。」
猫ママ「気力か…。確かに。そうかもね。」
お家ブレーンY氏に報告 嘆くY氏
中古物件内覧から、一週間後、猫パパから報告があった。
猫パパ「そういやさー、この前の任意売却物件、Y氏に報告したよ。」
猫ママ「何だって?」
猫パパ「ちょっと見た感じ、ダメでしたって言ったら、そんなの、内装リフォームで綺麗になるのにーって嘆いてた。いやーでも、あれはねー。直感的にダメだよね。」
猫ママ「Y氏はさあー見てないからそんなことが言えるんだよ。それにしても、ネットじゃ人気物件なのに、ありゃあ、売れないワケだね。なんか、いそうな気がするもん。霊感なくても、なんか良くない感じしたよね。」
猫パパ「そうだねぇ。全くテンション上がらなかったしね。まあ、次いこ、次。」
中古物件は、直感も大事。
まだまだ、猫山さんちのお家ジプシーは続くよ!
最後まで読んで下さってありがとうございました(ΦωΦ)