新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
2020年になりました。
猫山さんちは、今年はバリアフリーのお家が完成するのだ…!
人生で初の大きな買い物。
難病で重症心身障がい児である、わが子おかの介助の為の家!
結婚した時はね、夫は長男だし実家を貰えばいいわ、くらいに思ってたのよ。なのにねぇ…人生分からないものよ。
終の棲家になるかは分からないが、十年後のおかの介助の為に必要で買ってしまいました!
さて、今日は、愛される知的障がい児のお話。
幼馴染の子供は重度の知的障がい児
年末に、実家へ帰っていた他県に嫁いだ友人に会ってきた。
会うのは私の結婚式以来である。
他県に行ってしまった友人と、なかなか会えなかったのは、距離の問題もあるが、彼女の子供が知的障がいがあるからかもしれない。
大変だったのかな、と想像する。
そして、おそらく、わが子を私に会わせたくなかったんだろう。
だが、私の子供も重度の障がい児だということが分かり、会わせるのに抵抗がなくなったのかもしれない。
先日、彼女の実家へ呼ばれ、久しぶりに会ってきた。
そして、そこではじめて、幼馴染の子供に会って来た。
広汎性発達障がいの男の子
私の友人の息子さんは、現在、小学3年生だ。
初対面で彼に会った時、にこにこと近寄って来た。
友人「たいちゃん、ほら、ご挨拶。ママのお友達だよ。」
私「こんにちはー」
友人が彼の手を差し出したので、私も手を差し伸べ握手した。
彼はにこにことして、握手後、どこかへ行ってしまった。
そして、彼はふらふらと部屋中をゆっくり歩いていた。
時折、アイパッドを操って寝転んで見てみたり。
私は、今まで知的障がいの子供を何人も見て来たが…何というか、友人の子供は落ち着いている…!
動きも穏やかで、他害もなさそう。
あちこち部屋中を歩き回ったりしているが、ゆっくり歩いているだけなので、友人は放っておいても平気そう。
喋れないようだが、その穏やかな動きに私は感心した。
私「すごい、穏やかでいい子だねー。」
友人「でしょー?奇声もないし、ふらふら歩いたりしてるくらいでさ、手がかかんないのよ。先生にも可愛がられてる。大人しいのよ。」
……確かに大人しい。
なんか、そこら中に色んな物が置いてあるけど、アイパッドくらいにしか興味を持たなそうだったし…。
こんなに手がかからなそうな、重度知的障がい児がいるとは…。
そして、彼のご飯時間になり…友人は、ご飯を用意した。
その日のメニューは、納豆ご飯だったが、彼は席へ座り、上手に手ですくって食べ始めた。
友人は首にタオルを巻いてあげていたが、まるでインド人のように丁寧に手で食べるのでほとんどこぼれない。
上手に食べるなぁ…と感嘆する猫ママ。
いい子だわ。
きっと友人も苦労はあるんだろうけど…でも。
私が見てきた、突然、ダッシュで走ってどこかへ行ってしまうとか、突然、人を突き飛ばすとか、そういう子達に比べるととても穏やかに見えた。
ずっと、にこにこご機嫌さんだった。
リハビリ入院で見た知的障がい者のお兄さん
数年前だが、おかとリハ入院した時に、知的障がいのあるお兄さんと出会った。
彼が幾つくらいなのか分からなかったが、とても印象的だったのを覚えている。
とても、穏やかな性質をしていた。
まだ、赤ちゃんだったおかを見て、にこにこと、嬉しそうに手を差し伸べてきた。
看護師さん「たかしさんは、子供がとても大好きなんですよ。優しいし、見ていてとっても癒やされるんです。」
たかしさんは、首に、○☓が書かれた札を下げていて、それで意思表示が出来るらしかった。
言葉はなくとも、終始、笑みをたたえており、穏やかだった。
私は、自然、たかしさんに好感を持った。
そして、幼馴染の友人の子供を思い出しだ。
ずっとにこにこしていて、穏やか。
癇癪も起こさない。
何より、友人の子供は、とても可愛い顔をしていた。
障がい児にとって、外見がいいというのは強力なアドバンテージだと私は思っている。
それに加え、穏やかな性質。
穏やかな気質は、間違いなく愛される。
人の手を借りなければ生きていけない障がい者にとって、愛される性質を持っているのは最強だと思う。
友人は、重度知的障がいの子供の中でも稀有な、穏やかで手のかからないかつ愛される障がい児を授かったんだなぁ。
ちょっとね、羨ましいとさえ思ったよ。
それほど、彼は、穏やかな子供だった。
せめて穏やかな子供になって欲しい
最近、自我の目覚めなのか、色々うるさいわが子、おか。
友人の子供のような穏やかな子になって欲しい、と切実に思った。
人の手を借りなければ生きていけないなら、せめて愛される方が本人にとってもどれだけいいか。
そうは言っても、なー。
難しい。
難しいさー。
今日のにゃんず。
おこたで、ぬくぬく。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました(ΦωΦ)